【ボクのゲーミングライフ】 番外編 ボクとTRPG

この記事は、クレボに通う利用者がゲームに関する思い出をだらっと語る場所となります

目次

ゲームはコンピューターゲームだけではない

皆さんはゲームといえば何を思い浮かべるだろうか。
テレビゲーム、スマホゲーム、アーケードゲーム、PCゲームなど家で1人または複数人でプレイするものを想像する人が多いと思う。
しかし、それ以外にもゲームはある。
皆さんも子供のころに人生ゲームやドンジャラ、オセロなどで遊んだことがあると思う。
それらはボードゲームと呼ばれるゲームであるし、昨今はコレクトや売買目的で集めるものが多いポケモンカードや遊戯王カードなども、カードゲームと呼ばれる立派なゲームだ。
トランプやウノなんかはみんなが遊んだことがあるカードゲームといっても差し支えないと思う。
プロ棋士が活躍する将棋も広義で言えばボードゲームの部類に入るし、麻雀ももちろんボードゲームに入るだろう。
少し前に流行った人狼ゲームなんかも嘘を交えながら会話をし、複数人で楽しむためパーティーゲームに含まれる。

現実に一緒にボードゲーム遊んでくれる友人なんていないよ・・・という人には
オンライン上でボードゲームが遊べるサイトがあるので利用してみるのも手かもしれない。
ボードゲームアリーナと検索してみると世界が変わると思う。

TRPGというゲームジャンル

ボードゲームやカードゲームなどのゲームジャンルを話してきたが、もう1つ皆で顔を合わせて遊べるゲームがある。
それが


TRPG

と呼ばれるものである。

TRPGはTable Talk Role Playing Gameの略で、プレイヤーはそれぞれ自分が作成したキャラになりきって会話をしながら遊ぶロールプレイングゲームのことを指す。
シナリオと呼ばれるストーリーをもとに、プレイヤーがゲームの進行役や一緒に遊ぶ仲間と会話をしながらシナリオクリアを目指していく、というものである。
有名なものといえば、クトゥルフ神話TRPGだろうか?
アメリカのH.Pラヴクラフト氏が書いたクトゥルフ神話、という架空の神話を題材とした小説がもとになっている作品である。
コズミックホラー(宇宙的恐怖)を題材に、旧支配者と呼ばれる邪神の脅威に探索者(プレイヤーキャラ)は如何にして立ち向かっていくか、がというストーリーがメインだろう。

先ほど、シナリオといったが、これは一つではなく、本当にたくさんのシナリオがある。
完全に決められたシナリオは存在せず、ルールにのっとって皆が自由にオリジナルのシナリオを作ることができることも魅力の1つだろう。
ネット上に自分が作ったオリジナルのシナリオを上げてくれる人もいる。
(自分が作ったシナリオ以外は、シナリオをお借りする形になり、利用する際の規約があることが多い。なので、しっかりと規約を読むことをお勧めします)

ボクとTRPG

ボクがTRPGと出会ったのは、高校生の時。友達の家でわいわいと楽しく遊んだ。
最初はどんな遊びなんだろ?と思ったが、一度プレイしてみると、とても楽しかった記憶がある。
当時、友達とともにハマっていたオンラインゲームのTRPGのルールブックが出たということで、友人がゲームマスターをしてくれた。当時はゴリゴリ脳筋プレイしてすみませんでした
個人的には非日常を味わうことができるファンタジーではあるが、日常に全く存在しないものも多いため
イメージを膨らませるのが大変ではあったが、得意の空想&妄想力を駆使してどんな場所にいるのか、などを想像できたのは良かった。
なおかつ、遊んでいたゲームということもあって、情景が想像しやすかったのもうまくハマれた理由だろう。

ないものを想像したり、役になりきってしゃべることが得意ではない人の方が多数かもしれない。そういう方は文字や説明でこんな場所にいます、私はこういう行動をします、というだけでも楽しむことができるので、チャレンジしてみるのもいいんじゃないかな?と思う。

TRPGは本当に様々なルールブックがある。
ファンタジーを始め、現代異能ものやホラー、ロボットものやSF、実際の小説をもとにしたものや、忍者バトル、リアリティ番組の登場人物になったりと盛り沢山。
自分が好きなものから始めることができる。
ボクは個人的にファンタジーものが好きなため、

人と人が関わる事で生じる問題点も

TRPGはいわゆるマイナーなゲームだろう。
複数人で遊ぶからこそ、すれ違いが起きやすいゲームジャンルでもある。
ボードゲーム、カードゲームなどはハッキリと明確なルールが存在しているが、TRPGにはあまりそれがない。
厳密には明確なルールはあるが、それとは別にゲームマスターが独自のハウスルールを追加することが可能だったりする。
この独自ルールが合わなかったり、過剰なロールプレイを始めとする他の人のプレイスタイルが苦手と感じたり、ルールやシナリオから逸脱した行動を行うプレイヤーも居たりする。
最初からシナリオをぶち壊すために参加する人も、たまには見かける。
シナリオをクリアするための話し合いの際、ヒートアップしてしまう人もいるだろうし、自分勝手なプレイをする人も出てくる。
知り合いの知り合いが凄い迷惑プレイヤーだったり、プレイヤー同士やゲームマスターとそりが合わなかったり
コロナ禍以降はオンラインツールを使用してTRPGを遊んだ際に荒らしにあう。など、会話を主体としたゲーム故の対人トラブルとは切っても切り離せなかったりする。
その場合は、コンベンションと呼ばれるTRPGを遊ぶイベントに参加してみるのもいいかもしれない。
顔の見えない相手とオンラインで遊ぶのとはまた違い、対面でかつ運営する主催者がいるので迷惑プレイヤーへの対処が手早かったり、入場の時点で過去に迷惑行為をしたプレイヤーを弾いてくれていたりする。
イベントだと、特に初心者が入りやすいように分かりやすく説明してくれることも多い。
大半のTRPGプレイヤーは、初心者を沼に引きずり込もうと必死なのだ。

それでも、魅力的なのがTRPG

ASDであるボクは自分の考えを上手に纏めて話すのが苦手だ。
予想外の展開が起きた際の対応も苦手であるし、言葉の裏の意味に気づくのも苦手である。
国語や歴史の成績はまぁまぁ良かったが、数学や理科はてんでダメだった。

ただ、TRPG上ではキャラクターというロールプレイをしている状況なお陰もあってか
このキャラクターは今こういう状態で、こういう思考をしているから、きっとこう話すだろう。
という感じで発言をしようとすると、うまくまとめることが出来なくても、しっかりと会話をすることが可能だったし
今はほかのキャラクターがメインの場面なんだな、ここではおとなしくしていよう、この場面では自分がメインだから頑張ろう、ということも理解しやすかった。
TRPGは敵へ攻撃する際、自分で敵へ与えるダメージを計算しなければならなかったが、どこに技の効果が乗って、どういう計算をしなければならないのか、この技の効果でダメージが上昇する、などを考える事で自分の頭の中でうまく計算することができた。
それでもややこしいときは電卓使ったりもしていたが・・・

TRPGをプレイすることで、現実でも自分の意見を伝えたりしやすくなったように感じる。

簡易的にソーシャルスキルトレーニングに似たことをやっていたのかな、と後になって思った。
ゲームを通して、意見の伝え方や、視野を広くする事、会話中の相手が何を思っていて、今は何をしたいのか、などをを自分で学ぶことができたのは僥倖である。

今回の番外編はここでおしまい
本編に戻るかい?
    
  →はい
   いいえ

目次