こんな気持ちになったら就労継続支援の利用を検討しよう
就労継続支援を利用する際に、一番大切なことは本人の意思です。いくら周囲の人間が通所を勧めても、本人にその意思がなければ長続きしませんよね?就労移行支援や就労継続支援A型・B型のすべてに共通することですが、本人が将来どうなりたいかのビジョンが非常に重要視されますし、すべての人が必ずできるというわけではありませんが、症状や状態によっては、一般企業への就職を目標に支援しています。それは、精神障がい、知的、身体など障がいの種類によらず、すべての方に当てはま
継続することが大切
就労継続支援や就労移行のサービスを利用する際に、一つだけ頭に入れておいてほしいことは、通い続けるということ。例えば、就労移行でいえば、このサービスを利用できる期間は生涯で2年と決まっています。その期間で一般企業への就職を目指していきます。一般企業では、雇用契約に基づき、基本的に朝9時頃から18時頃まで勤務することがほとんど。そのため、就労移行ではその拘束時間に近い形で毎日通所することが必要となります。
これが難しい人は、まずは就労継続支援A型での雇用契約を結んだ利用で慣らしていくか、それも難しければ、就労継続支援B型で少しずつ長時間や連続した日数の通所を可能にしていくための訓練を行います。体調や症状に合わせ、うまく身体と向き合っていくための生活リズムを確立していくことが目的となっています。どの支援サービスにもいえることですが、継続することが重要となってくるのです。
自分らしさを大切にする
障がいの有無にかかわらず、誰にでも当てはまることですが何かをやってみる前から、諦めてしまうことは非常にもったいないことですよね。
諦めずに自分のペースで続けていくことで自分の可能性が広がることも少なくないと思います。時には、逃げ出したくなることもあるでしょうが、そんな時は無理をしてペースを守るのではなく、自分の気持ちや身体が楽な方法を利用施設の職員などと相談しながら探っていってもいいのです。
誰もが自分の身体や心を初めから熟知しているわけではないですから、ちょっとずつ試していくことで理解していければいいと思います。そのために、医師から処方された薬をきちんとルールを守って飲むだとか、朝決まった時間までに起きて活動を開始するということからでもいいと思います。それぞれ、自分に合った方法から徐々に社会生活に慣らしていけばよいと思います。
こんな気持ちになったら、どうしたらいいの?
例えば、今ひきこもり状態にあっても、いつかは社会復帰したいと考えているとすればまずは、お住いの市町村の障害福祉課でお尋ねください。そこから、どのような施設を利用するか、どんなことがしてみたいか、どんなことができるかなどの検査や相談を重ねて、利用するサービスや施設を決定していきます。
そのほか、漠然と外へと出てみたい気持ちになった、軽い気持ちで働いてみたくなったでも構いません。心境に変化が訪れたら、付き添いの方がいても問題ないので、一度相談にいってみてください。そこから、まずは生活リズムを整える訓練を始めてみて、身体が慣れてこれば考えも広がっていくと思うので、次のステップに進んでみてもいいかもしれませんね。
どこに相談すればいいの?
相談したくなったとき、どこに相談すればいいの?という方は、基本的にはまず、お住いの市町村の役所にある障害福祉課や計画相談支援事業所に相談してください。そこから、目当ての就労継続支援の事業所があるなら、連絡してもらったり、たくさんの施設のなかから紹介してもらったりなどができます。
一例として我々ワークスペースQULEBOの周辺の相談事業所や区の窓口を紹介しておきます。
豊島区障がい福祉課
障害福祉課施設・就労支援グループ:【電話番号】03-3985-8330
文京区障害者就労支援センター
【電話番号】03-5805-1600【FAX番号】03-5805-1601
板橋区立障がい者福祉センター
【電話番号】03-6906-5721
ワークスペースQULEBO周辺の相談支援事業所一覧
豊島区
まとめ
ここまで、ご説明させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。もし、これを読んでいる方が、なんらかの障がいをお持ちの方ご本人、もしくはお身内の方であれば、将来一人でも生きていけるようになるために何が必要なのか。本人はどのように考えているのかをじっくり話し合ってみてほしいです。もし、そこで少しでも働きたい、外にでる練習がしたいという気持ちがあればぜひ、福祉サービスの利用も候補の一つにしてみてほしいです。